ステータス管理なんて、はなからあきらめたほうがいいって話

こんにちは。

広告関係の制作会社でエンジニアとして働いています。ひらたく言えばWeb作ってます。

今会社でタスクマネジメントツールのGitLabを導入しようと頑張ってるんですが、まあ導入するにあたって色々問題はあって、今回はそのうちの1つについてお話したいと思います。

さっそくですが、今みなさんが着手しているサイト、全ステータス分かってますか?

まず僕はエンジニアなので、素材とかデザインのステータスは全く分からないです。まだかなぁ~と思って待っております。

デザイナーのみなさんは、実装のステータスなんて全く分からないですよね?コンポーネント修正とか言われても意味不明だと思います。

そして進行管理しているはずのディレクターのみなさん。分かりますか?どの素材がいつ来て、プレビューはいつ上がって、残タスクは何があるのか。分かってますか?

たぶん誰も分かってないです。

でもそれでいいです。
もう全ステータスを管理することは諦めましょう。

理由は単純です。無理だからです。

みなさんなら経験があるはずです。1時間くらいで変わるステータスを必死に追いかけて、秘伝のタレのごとくカスタマイズされたスプレッドシートに、それを記載していく。
素材管理のスプレッドシートを編集したら、またステータスを変更する。
プロジェクトメンバーの仕事はいつの間にかスプレッドシートを管理することになり、あまりに目まぐるしくステータスが変わるので、最終的にはスプレッドシートが置いてけぼりになり、ブックマークに新たな遺産が生まれる訳です。

少なくともこの3年間完全に成功した例を僕は見たことがありません。

じゃあステータス管理をしないで事故ればいいのか?と真面目な人ほど言いそうですが、そうではないです。

ステータス管理をしなくてもプロジェクトは完了します。

プロジェクトは無数のタスクでできているので、極論それらのタスクを終わらせれば、プロジェクトは完了します。

ステータスを管理するのって、その残タスクを明確にするためのはずなので、極論を言えば残タスクさえ明確になっていれば、ステータスは把握しなくてよいわけです。

だからひとつひとつのタスクの管理がとっても大事です。どんな作業で誰がボールを持っているのか、スプレッドシートだとステータスの変更ログが追いにくいのでよくないです。一方GitLabはそれに適していて、ひとつひとつのタスクが管理しやすいです。

ただし、このステータスを管理しなくてもいいという考え方にもデメリットがあって、それはまさに人間がステータスを管理できないということです。

当たり前だろって思われるかもしれませんが、仕事は人間がやっているので、その人間が把握できないっていうのは結構な障害になります。ステータスが管理できないと人間が不安になっちゃうので。

でも結局はタスクを全て消化すればプロジェクトは終わるので、そこを我慢すると、ほんとうにやることが明確になるので、プロマネがしやすくなります。

タスクがちゃんと管理できたら、あとはそのタスクをいつまでに終わらせるかをコントロールするだけです。

人間が安心するために気を払うのは無駄なので、機械的にやった方が絶対に効率がよいです。みなさんもぜひやってみてください。

まあそんな簡単に挑戦できたら導入に苦労してないですけどね。

では。